エコープラクシア　反響動作　下: 第 2 巻

ピーター・ワッツ

yan, 2017 · 東京創元社

Bu e-kitob haqida

超越知性たちの熾烈な生存戦略ゲームの攻防

盤上に生き残るのは何者か？

太陽系外縁で意識を持たない知的生命体と接触したのち消息を絶ったはずの宇宙船〈テーセウス〉から、謎のメッセージ通信を受け取っていたイカロス衛星網。太陽近傍のイカロスに向かった両球派と吸血鬼ヴァレリーの目的は、“小惑星群の天使”だというが……。超越知性たちの熾烈な生存戦略チェス・ゲームの攻防は、壮絶な終幕に至る。最後に盤上に残るのは何者か？　星雲賞など全世界7冠制覇、テッド・チャンも推薦する傑作『ブラインドサイト』の語られざる事実がついに明らかに。前作と本編をつなぐ予告編的短編「大佐」も特別収録。

解説＝渡邊利道

*本電子書籍には、単体として先行配信をいたしました、短編「大佐」（2016年12月22日配信開始）を収録しています。

Muallif haqida

【ピーター・ワッツ】

1958年カナダ・カルガリー生まれのSF作家、海洋生物学者。2006年発表の長編『ブラインドサイト』（邦訳2013年）では、星雲賞海外長編部門ほかフランス・ロシアなど6ヶ国で7つの賞を受賞し、現代随一のハードSF作家として世界的な名声を博す。中編「島」で2010年ヒューゴー賞中編部門を、短編「遊星からの物体Xの回想」で2011年シャーリイ・ジャクスン賞短編部門を受賞。

【嶋田洋一】

1956年生まれ。静岡大学人文学部卒。翻訳家。主な訳書に、ワッツ「ブラインドサイト」、フリン「異星人の郷」、Ｍ・Ｍ・スミス「みんな行ってしまう」、マクラウド「ニュートンズ・ウェイク」他。