パヴァロッティとぼく: アシスタント「ティノ」が語るマエストロ最後の日々

· アルテスパブリッシング
電子書籍
328
ページ

この電子書籍について

「神様から息子は授からなかったけれど、君はぼくの息子だ」
孤独なオペラ王と若きアシスタントの心あたたまる物語。

「ぼくのために働かないか」
ペルーの5つ星ホテルで働く青年ティノ。
それまでオペラを聴いたこともなかったホテルボーイに声をかけたのは、
世界一のテノール歌手だった──。

何十個ものスーツケースに詰め込んだタキシードとアロハシャツと食料と調理器具、
プライベートジェットでめぐる世界ツアー、熱狂する聴衆と国家元首も参加するガラ・ディナー、
豪邸と別荘、花火まで打ち上げるパーティ、度重なる手術と再起への飽くなき願望……。

本書は、パヴァロッティが亡くなるまでの13年間、
もっとも信頼し、身近に置いて心を通わせた
「最後のアシスタント」による回想録。
溌剌としてみずみずしいユーモアあふれる文体から、
素顔のパヴァロッティの人間的魅力が伝わってくる。

著者について

●著者紹介
エドウィン・ティノコ(Edwin Tinoco)
ペルー・カハマルカ生まれ。ペルーの首都リマの5つ星ホテル「ラス・アメリカス」で客室担当係として働いていた1995年(当時28歳)にルチアーノ・パヴァロッティに出会い、パヴァロッティが亡くなる2007年までの13年間、パーソナル・アシスタントを務める。現在はインターナショナル・オペラ・マネージメント代表。パヴァロッティの没後10年となる2017年に本書Pavarotti ed io ― Vita di Big Luciano ― raccontata dal suo assistente personaleを出版した。
楢林麗子(ならばやし れいこ)
上智大学外国語学部フランス語学科卒。
「三大テノール」をきっかけにオペラに興味を持つ。イタリア・オペラのビデオやDVDを150本以上鑑賞。これまでに聴いたオペラやコンサートは、ミラノをはじめイタリア各地、ニューヨーク、パリなどの海外公演約30回、国内公演約90回。
日本語版監修:小畑恒夫(おばた つねお)
1952年大阪生まれ。東京藝術大学卒業(声楽)。イタリア留学後、研究・評論分野で活動。主な研究分野はオペラ史、イタリア・オペラ歌唱史。2006年から昭和音楽大学教授を務め、現在、同名誉教授。NPO日本ヴェルディ協会理事長。

読書情報

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