生命維持装置《アルカディア》の恩恵が届かない。 地下深くの廃都市ジオシティ・イオタに落下した秋人とフィリア。 敵対する二人は一時的に休戦協定を結び、協力して脱出を目指すうちにお互いを理解し歩みより始める。 地上へつながる連絡塔はなぜか今も稼働しており、 状況を訝しみながらも二人の短い協力戦線はひとまず終わりを迎える。 離れがたい感情をお互いに言い出せず、手柄のために争うことにも消極的なフィリアに、 秋人は「データドライブの中身を見て、お互いに情報を持ち帰ろう」と提案をする。 フィリアが呆れながらも秋人の提案を了承しデータを解凍してみると、 そこには、この戦争全ての《常識》を覆す恐るべき計画が記録されていた──!