美しきダイヤの呪われた歴史とは?
世界一有名なダイヤの血塗られた秘話を描く、
傑作ノンフィクション!
英国王室の王冠で光り輝く、コ・イ・ヌール(光の山)と呼ばれる巨大なダイヤモンド。権力や富をもたらすと信じられたその宝石は、これまで数々の権力者に崇められると同時に、数多くの悲劇や凄惨な出来事を巻き起こしてきた──。豊富な資料を駆使して世界一有名なダイヤモンドの数奇な物語を描く、傑作ノンフィクション!
【目次】
はじめに
第一部 玉座の宝石
第一章 インド前史のコ・イ・ヌール
第二章 ムガル帝国のコ・イ・ヌール
第三章 ナーディル・シャー イランのコ・イ・ヌール
第四章 ドゥッラーニ帝国 アフガニスタンのコ・イ・ヌール
第五章 ランジート・シング ラホールのコ・イ・ヌール
第二部 王冠の宝石
第六章 灰の町
第七章 少年王
第八章 イギリスへの道のり
第九章 万国博覧会
第十章 最初のカット
第十一章 ヴィクトリア女王の「忠実なる臣民」
第十二章 宝石と王冠
第十三章 「我々はコ・イ・ヌールを取りもどさねばならない」
謝辞
訳者あとがき
文庫化に寄せて
1965年、スコットランド生まれ。
1972年、ロンドン生まれ。キングス・カレッジ・
東京都生まれ。東京学芸大学卒。英米文学翻訳家。エドワード・