街づくりやインフラ整備など、これからの都市のあり方を追求するスマートシティへの取り組みが本格化しています。都市や住民が生成するデータをデジタル技術を使って収集・分析することで、私たちが望む暮らしと環境負荷の軽減を両立できる都市作りを目指します。種々のデータがあるなかで、都市や、その主要な構成要素である建造物などを示すデータとして重要なのがBIM(Building
Information Modeling)データです。本書では、都市のデジタル化を支えるBIMデータの基礎を解説するとともに、BIMデータがスマートシティに与えられる価値を考えていきます。
※本書は経営課題や社会課題をデジタル技術を使って解決するDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みをテーマに事例や知見、関連サービスなどを届けるメディア『DIGITAL X(デジタルクロス)』に掲載された連載をまとめ、加筆・修正を加えたものです。
【目次】
1.都市のデジタル化と3DモデルBIMの必要性
2.ライブラリーによるBIMの流通・共有が可能性を高める
3.BIMで変わる建設プロセス(企画・設計プロセス編)
4.BIMで変わる建設プロセス(資材調達と施工管理編)
5.BIMで変わる建設プロセス(維持管理編)
6.BIMで変わる建設プロセス(業界構造編)
7.スマートシティに向けたBIMによる空間データの活用
8.「建設×デジタル」で持続可能な社会に貢献する