それでも、人は生きていく。
未知のパンデミックが猛威を振るう近未来
消えない喪失を抱えながら懸命に生きる人々を描く
切なくも美しい新鋭の第一長編
未知のパンデミックに襲われ、人々の絆や社会が崩壊しかけた近未来。余命わずかな子供たちを安楽死させる遊園地で働くコメディアンの青年、亡くなった人との短い別れを演出するホテルの従業員、地球を離れて新天地をめざす宇宙移民船……消えない喪失を抱えながらも懸命に生きる人々の姿を描く、新鋭による切なくも美しい第一長編。
解説=渡邊利道
1982年生まれのアメリカの作家。日本にルーツを持っており、
1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。