ブラウン神父の醜聞

· 〈ブラウン神父〉シリーズ 5 巻 · 東京創元社
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318
ページ

この電子書籍について

ユーモアと、逆説にあふれた、粒よりの9編を収録

短編ミステリのあらゆる魅力が詰まった至福のシリーズ最終巻!


その古書を開いた者は跡形もなく消えてしまう──そう伝えられるとおりの事件が起きる「古書の呪い」を始め、閉ざされた現場で発生した奇妙な殺人の謎がこのうえなく鮮やかに解かれる「《ブルー》氏の追跡」、陸へ上がったばかりの提督が殺害された奇妙な事件とブラウン神父の鮮やかな推理が光る「緑の人」や「共産主義者の犯罪」など、いずれもチェスタトン特有のユーモアと、逆説にあふれた、粒よりの9編を収録する。全編が必読にして傑作という、奇跡のような〈ブラウン神父〉シリーズ、堂々の最終巻!

解説=若島 正

著者について

【G・K・チェスタトン】

1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ、〈ブラウン神父〉シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響を与えた。また長編『木曜の男』などに顕著な独特の幻想性により、現在でも熱狂的な読者を獲得している。1936年没。


【中村保男】

1931年生まれ。東京大学文学部英文科卒。チェスタトン「ブラウン神父」シリーズ、ブラウン「まっ白な嘘」、バラード「結晶世界」、ヴァン・ヴォークト「非Aの世界」、ウィルソン「賢者の石」など訳書多数。2008年歿。

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