言語にまつわる死に至る奇病とは?
水文学者を名乗る謎の男が現れてから
町の墓地も図書館も荒らされ人々が次々に死んでいく。
巻末に柴田元幸氏のエッセー「座りの悪さのよさ」再録。
ある炭鉱町に、水の研究をする水文学者を名乗る男が現れる。以来、その町では墓地や図書館が荒らされ、住人たちは正体不明の奇怪な病に侵され次々と死んでいく。伝染病なのか、それとも飲料水に毒でも投げ込まれたのか? マコーマックらしさ全開の不気味な奇想小説。巻末に柴田元幸氏のエッセー「座りの悪さのよさ」を再録。
1938年、スコットランド生まれ。グラスゴー大学を卒業。
1949年宮城県生まれ。早稲田大学文学部中退。