一人の少女が内戦下の日々を曇りなき目で綴った21世紀版『アンネの日記』
フランスでベストセラー、心を揺さぶるノンフィクション
2016年12月、ジャーナリストのフィリップ・ロブジョワはシリア内戦の取材のため、経済の中心アレッポを訪れた。かつて美しい街並みで知られていたが、政府軍と反体制派のあいだの内戦で廃墟と化していたアレッポ。そこで彼は、ミリアムという13才の少女に出会った。彼女は内戦下で起きた出来事を日記に綴っており、それを世界の人々に伝えることを望んでいた。戦闘の影に覆われていく平和な日常。学校の近くに落ちる爆弾、地下への避難。スナイパーが潜む通学路。いま、子どもたちが戦争を生きていくとはどういうことなのか。一人の少女が、内戦下の日々を曇りなき目で綴った21世紀版『アンネの日記』。
【ミリアム・ラウィック】
2003年生まれ。シリア・
【フィリップ・ロブジョワ】
旧ユーゴスラビアやアフガニスタンなど紛争地域に赴いて取材活動
【大林薫】
青山学院大学文学部フランス文学科卒業。フランス語翻訳家。