ぼくがそうしたのだ。
ヒトの遺した教えにしたがい
宇宙を観測し続けるロボットの物語
第8回創元SF短編賞受賞作を収録
鮮烈なデビュー作品集
ロボットの視点から描かれる、創造主・人間との“ファーストコンタクト”。宇宙船を警備する人工知性(マ・フ)の紅葉の葛藤と、宇宙空間でワープする際に生じる空白の七十四秒間のできごとを描いた第8回創元SF短編賞受賞作「七十四秒の旋律と孤独」をはじめ、人類が滅亡したあとの宇宙で、人間の遺した教えと掟に従って宇宙を観測し続けるマ・フたちの日々を綴る連作〈マ・フ クロニクル〉の全6編を収録。永遠の時を生きるロボットと、創造主である人間をめぐる鮮烈なデビュー作品集。
解説=牧眞司
*本電子書籍は、『七十四秒の旋律と孤独』(創元日本SF叢書 2020年12月初版発行)を電子書籍化したものです。
東京都出身。2017年、「七十四秒の旋律と孤独」