組抜けした暴力団から、餞別にもらった拳銃を持って上京した安藤政雄。
一方、40歳になった佐々木秀夫も、十年の期限でもう一度違う人生を送ろうと、全財産を妻子に残し、二千万円だけを持って上京する。
新たに人生を送ろうと考えた二人は、鞄を取り違えたことで出会いを果たす。