「決まった形」になるまでの
一手一手の意味を深く掘り下げて解説
一手一手打っていくと、ある部分が定石になる。囲碁は定石からはじまるが、定石になるまでの一手一手の意味はプロでも100%確信できないことが多々ある。「どうしてそう打つのか」は、永遠のテーマである。ただ「多く打たれる手」はそれぞれ意味があり、その理由をいくつもの変化図を通して分かり易く解説し、一路の違いが及ぼす影響についても説明した。どう打ったら勝利に結びつくのか悩む諸氏には、本書は福音となるであろう。
【目次】
第1章 中国流布石
第1型 色々な応手
第2型 緩やかなカカリ
第3型 二間の位置にカカリ
第4型 カカリを決めて中国流1
第5型 カカリを決めて中国流2
第2章 変形ミニ中国流
第1型 ワリ打ちにケイマ1
第2型 ワリ打ちにケイマ2
第3型 ワリ打ちに三間ビラキ
第4型 ワリ打ちにカタツキ
第3章 並行型布石
第1型 ワリ打ちに下からツメ
第2型 ワリ打ちに上からツメ1
第3型 ワリ打ちに上からツメ2
第4型 ワリ打ちに上からツメ3
第5型 カカリに二間バサミ
第6型 カカリに二間高バサミ
第7型 カカリにケイマ受け
第4章 その他の布石
第1型 コスミへの多様な応手
第2型 1、3、5布石
1966年4月25日、韓国ソウル生まれ。1984年、
2003年、プロ入段。女流国手戦本戦進出。2004年、
1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始める。