勿忘草をさがして

· 東京創元社
電子書
338

關於本電子書

謎が、植物が、

青年二人を大人へと導いていく

校舎から次々に消えていく鉢植え、

毎年祖父の命日近くに届く差出人不明の押し花の栞――

草花が絡むささやかな“事件”の先で、

成長と思いやりが萌芽する瞬間を切り取った瑞々しい連作短編集。

第32回鮎川哲也賞優秀賞受賞作


一年前、偶然出会ったお婆さんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に良い匂いの沈丁花が咲いていたことと、その庭でお婆さんが発した不可解な言葉だけ――。思わぬトラブルによりサッカー部を辞め鬱屈した日々を送る航大。春を告げる沈丁花の香りに、親切にしてくれたお婆さんのことを思い出し、記憶を頼りにその家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な大学生拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大と共に謎に向き合う。植物が絡むささやかな“事件”を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。


【目次】

春の匂い

鉢植えの消失

呪われた花壇

ツタと密室

勿忘草をさがして

關於作者

1990年宮城県生まれ。東北学院大学卒。『勿忘草をさがして』(応募時タイトル「想いを花に託して」)で第32回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しデビュー。

閱讀資訊

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