古書の来歴

· 東京創元社
E-kitob
588
Sahifalar soni

Bu e-kitob haqida

【第2回翻訳ミステリー大賞受賞作】


数世紀を遡る謎解きの鍵は

ページに挟まった蝶の羽。

焚書と戦火の時代、

伝説の古書は誰に読まれ、

守られてきたのか?


伝説の古書『サラエボ・ハガダー』が発見された――深夜のその電話が、数世紀を遡る謎解きの始まりだった。容赦ない焚書と戦火の時代にありながら、この本は誰に読まれ、守られ、現代まで生き延びてきたのか? 調査を依頼された古書鑑定家のハンナは、ページに挟まった蝶の羽や、羊皮紙に染み込んだワインの一滴を手がかりとして、美しい古書の歩んできた歴史をひも解いてゆく。その旅路には、激動の世を懸命に生きる人々の姿があった――科学調査に基づく謎解きの妙と、哀惜に満ちた人間ドラマが絡み合う、第2回翻訳ミステリー大賞受賞作!

解説=千街晶之

Muallif haqida

1955年、オーストラリアに生まれる。シドニー大学卒業後、シドニー・モーニング・ヘラルド紙にて3年間記者として活動したのち、奨学金を得てコロンビア大学に留学。以降、ウォールストリート・ジャーナル紙でボスニア、ソマリア、中東地域の特派員として活躍し、その取材経験をもとにノンフィクションを執筆した。2001年、『灰色の季節をこえて』を発表し小説家デビュー。05年発表の『マーチ家の父──もうひとつの若草物語』でピューリッツァー賞のフィクション部門を受賞した。08年に発表した『古書の来歴』は20ヵ国語以上に翻訳されるベストセラーとなっており、22年発表のHorseではアニスフィールド・ウルフ図書賞を受賞している。

東京都生まれ、武蔵野美術大学短期大学部デザイン学科卒。英米文学翻訳家。主な訳書にモス「ラビリンス」「悪魔の調べ」、キャンベル「囚われの愛ゆえに」、ユウ「南国ビュッフェの危ない招待」、カマル「喪失のブルース」などがある。

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