回想のシャーロック・ホームズ【深町眞理子訳】

· シャーロック・ホームズ・シリーズ Aklat 2 · 東京創元社
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宿敵モリアーティー教授登場!

11の逸品を収録するシリーズ第2短編集。


レースの本命と目されていた名馬が失踪し、調教師の死体が発見された。犯人は事件当夜に厩舎情報をさぐりにきた男なのか?錯綜した情報のなかから絶対的な事実のみを取りだし、推理を重ねていくシャーロック・ホームズの手法が光る「〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪」。ホームズが最初に手がけ、探偵業のきっかけとなった「〈グロリア・スコット〉号の悲劇」、発表時イギリスに一大センセーションを巻き起こした、宿敵モリアーティー教授登場の「最後の事件」など、11の逸品を収録するシリーズ第2短編集。/収録作=「〈シルヴァー・ブレーズ〉号の失踪」「黄色い顔」「株式仲買店員」「〈グロリア・スコット〉号の悲劇」「マズグレーヴ家の儀式書」「ライゲートの大地主」「背の曲がった男」「寄留患者」「ギリシア語通訳」「海軍条約事件」「最後の事件」「解題=戸川安宣」「解説=小池滋」

Tungkol sa may-akda

【アーサー・コナン・ドイル】

1859年イギリス生まれ。開業医をしていたがはかばかしくなく、生活のために筆をとり、1887年発表の『緋色の研究』で名探偵シャーロック・ホームズを創造。1891年から〈ストランド・マガジン〉に連載したホームズが登場する短編で圧倒的な人気を集め、一躍作家的地位を確立した。一方『勇将ジェラールの回想』等の歴史小説、チャレンジャー教授の活躍する『失われた世界』等のSFにもすぐれた作品を残し、それぞれの分野の古典として今なお愛読されている。1930年没。


【深町眞理子】

1931年生まれ。1951年、都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家。ドイル「シャーロック・ホームズの冒険」、クリスティ「ABC 殺人事件」、ブランド「招かれざる客たちのビュッフェ」など訳書多数。著書に「翻訳者の仕事部屋」がある。

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