インテルメッツォ: ジョセフィーネ・タカコ・ブラームス

山中伶子
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45
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About this ebook

父親の強い意志と希望により、バイオリニスト三瓶弦人は遂に東独ドレスデンのオーケストラのコンマスに就任した。そして遂に高校時代からの憧れのオーケストラと指揮者ザンデルのもとで大好きなブラームスの音楽を演奏した。


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内容紹介

この作品は、著者自身が描いた夢物語である。三瓶弦人に自分を置き換えて夢を膨らませていく。しっくりと身にも心にも馴染む大好きなブラームスの音楽をこの世で一番自分に好ましい形で演奏してくれる指揮者とオーケストラ。

言うまでも無く、オーケストラと指揮者のモデルは、著者自身の憧れでもあったドレスデン国立管弦楽団とクルト・ザンデルリングである。

その後、ジストニアの病魔により人生の後半はバイオリンを弾くことが出来なくなった。

物語の最初に登場するのは、病魔に冒され荒れた精神状態に陥っている時の弦人だ。食うために何かしなければいけないのは解っているが、何もやる気が起こらない。そんな時、唯一無二の友人が、自分が翻訳出版した「フランス人が書いたブラームス伝」を持って弦人を訪ねてくる。

弦人の人生後半はどうなるのだろう?また本著書名「インテルメッツォ」(ブラームスのピアノ曲)は何を暗示しているのだろうか?

About the author

著者紹介 ー1939年~2021年ー

著者プロフィール(2020年5月)より

「名古屋生れ、広島大学卒。小学校の教員暦七年、その後一般のサラリーマンを三十数年。いまはリタイアして悠々自適の生活を享受中。大学時代に始めた弦楽器(初めはヴィオラ、その後チェロ)を今も続けている一方、小説や随筆の執筆にも力を入れたいと思っています。

書くものとしては文学的なものから推理もの、歴史もの、恋愛もの、ファンタジー、社会派的なものなどジャンルを選びませんが、常にベースには何らかの形で音楽が絡んだものにしたいと考えています。

ライフワークとしたい目標は、音楽を前面に出したもので読者の方々に小説としての読み応えと、そこに登場する音楽を是非聴きたいと思ってもらえるような、しかも私の著述によってその物語にも音楽にも感動してもらえるような作品を完成させたいと思っています。」

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