会社を変える戦略

· ケイオス出版
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企業の「チェンジ・マネジメントの現場」を追体験せよ!

その時々に標準とされる経営技術を使いこなして、いかに全社トランスフォーメーションを実現し、同時に企業独自の「マイ・スタンダード経営」を貫くか? わが国を代表する企業の戦略転換を幾度も経験した戦略コンサルタントが、「選択と集中」の実際を物語形式でわかりやすく示す。

本書は講談社現代新書として刊行された『会社を変える戦略』(2003年)の復刻版。可能な範囲で情報をアップデートし、約20年を振り返って「復刻版の出版にあたって」を書き下ろした。

本書は経済と経営の原理原則から、初版発行当時はグローバル・スタンダードとされていた「株主至上主義」を否定し、現在主要なオピニオンになっている「オール・ステークホルダー経営」を主張している。また、大企業における「選択と集中」の方法を詳説しているが、そのような戦略転換をなし得た日本企業はまだ少ない。加えて、本書で批判する「バズワード(流行り言葉)を後追いする経営」に陥り、アップルのように独自性を貫く「マイ・スタンダード経営」が実現できない日本企業は今も多い。現在も十分役立つ内容と考えられる。

ファイナンス、コーポレート・ガバナンス、選択と集中、事業価値マネジメント、有事の組織体制、戦略的コスト削減……ある企業のトランスフォーメーション実践ストーリーを通して、MBA的知識はもちろん、経験深いコンサルタントの洞察からも学べる「会社を変える総合戦略書」。

About the author

●著者紹介
山本真司(やまもと しんじ)
1958年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)勤務。シカゴ大学経営大学院(ブースビジネススクール)修士。名誉MBA(MBA with honors)取得、ベータ・ガンマ・シグマ(全米成績優秀者協会)会員。1990年にボストン・コンサルティング・グループ東京事務所に転じる。以降、A.T.カーニーマネージング・ディレクター極東アジア共同代表、ベイン・アンド・カンパニー東京事務所代表パートナーなどを歴任。2005年、英国ユーロマネー誌より、世界のトップ金融コンサルタントに日本人として唯一選出される。その後2009年に独立。現在、株式会社山本真司事務所代表取締役、立命館大学大学院経営管理研究科教授、慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科非常勤講師、パッション・アンド・エナジー・パートナーズ株式会社代表取締役。主な著書に『儲かる銀行をつくる』(東洋経済新報社)、『40歳からの仕事術』(新潮新書)、『30歳からの成長戦略』(PHPエディターズ・グループ)、『20代 仕事筋の鍛え方』(ダイヤモンド社)、『実力派たちの成長戦略』(PHPビジネス新書)などがある。

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