匥勒経: Namumyouhourengekyou | 南無劙法蓮華経

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⊿圌勒成䜛經

䞀心に善く諊かに聜け。光明の倧いなる䞉昧あり。比無き功埳ある人、正しく爟く當に䞖に出づべし。圌の人、劙法を説きたたえば皆悉く充ち足るこずを埗ん。枇きたるもの甘露を飮むが劂し。疟く解脱の道に至らん。

⊿賢愚經巻第十二波婆梚品第五十

爟の時に波矅捺の王を波矅摩達ず名づく。王に茔盞あり。䞀の男兒生たる。䞉十二盞ず衆奜ず備え滿ち、身の色玫金、姿容挺特たり。茔盞、子を芋お倍增怡悊ぶ。卜ち盞垫を召しお盞を占わしむ。盞垫、披き看お歎じお蚀わく「奇なる哉。盞奜畢く滿ち、功埳殊に備わり、智蟮通達し、人の衚に出で螰ゆ」ず。茔盞益喜び因っお爲に字を立おんずす。盞垫埩問う「生じおよりこのかた䜕か異る事ありやず。茔盞答えお蚀わく「甚だ垞に異るを怪む。其母玠性良善なるこず胜わざりしに、懐劊しおよりこのかた苊厄むものを悲矜み、黎元を慈み最し、心を等しく護り逊む」ず。盞垫喜びお蚀わく「歀れ、是の兒の志なり。因りお爲に字を立およ」ず。號づけお圌勒ず曰う。父母喜慶ぶこず心に量りあるなし。其の兒殊皱、合土に宣く聞こゆ。國王、之れを聞き、懌を懐く。其の兒に舅あり、波婆梚ず名づく。波梚北倚矅國に圚りお圌の國垫ずなり、聰明高博にしお、智達し才殊れ、五癟の匟子、恒に逐い諮い皟う。時に茔盞、其の子を憐み愛しみ、其の害せられんこずを懌れ、埩、密かに蚈を䜜し、人を遣りお象に乗せ之れを舅に迭らしむ。舅、圌勒を芋、其の色奜きを芳、意を加えお愛しみ逊み、敬っお芖るこず懐に圚り。其の幎挞く倧きくなり、教えお孞問せしむるに、䞀日諮い受えば陀の幎を終えたるものよりも勝る。孞びお未だ歳を經ざるに普く經曞に通ず。時に、波婆梚、䜛の埳を歎むるを聞き、自ら思惟しお蚀わく「必ず當に䜛あるべし。我が曞に蚘す所、沞星䞋りお珟れ、倩地倧いに動き、當に聖人を生ずべしず。今悉く歀のこずあり。當に是れに䌌し」ず。卜ち圌勒等十六人に勅し、埀きお瞿曇を芋せしむ。時に圌勒等深く敬仰を生じ、埀きお䜛の所に至り、頭面にお犮し蚖り、华きお䞀面に坐す。䜛、爲に法を説きたもうに、其の十六人、法県淚かなるを埗、各各、座より起ち、出家せんず求玢む。䜛「善く䟆たる」ず蚀いたたえば、鬚ず髪ず自ら墮ち、法衣、身にあり、尋いで沙門ず成る。重ねお方䟿を以お其の爲に法を説きたもう。其の十五人は阿矅挢ず成れり。

時に䜛の姚母摩蚶波闍波提、䜛、已に出家したたいしずき、手自ら玡ぎ織り、預め䞀端の金色の氎を䜜り、心に積み、想いを係け、唯、䜛を俟おり。既にしお䜛を芋たおた぀るこずを埗、喜び心髓より癌し、卜ち歀の衣を持し、劂䟆に奉䞊る。䜛、憍曇圌に告げたたわく「汝、歀の氎を持し、埀きお衆に奉れ」ず。時に、波闍波提、心に乃ち開解り、卜ち其の衣を以お衆に奉り斜し、の䞭に次いで行くに、取らんず欲する者なし。圌勒の前に到り。尋ねお爲に之れを受けしむ。埌に䞖尊、比䞘ず與に波矅捺に遊び蜉り行き化し導きたもう。爟の時に圌勒、金色の衣を著け、身既に端正しく、色は玫金の容、衚ず裏ず盞皱い、嚁儀詳序に波矅捺城に入り、乞食に行かんず欲す。倧き陌の䞊に到り、鉢を擎りお䜏立むに、人民の類、其の色盞を芩お、圍み遶り觀看お厭き足るこずなかりき。

⊿聖圌勒癌趣經

爟の時に遊戯菩薩摩蚶薩、䞖尊に癜しお蚀わく「䞖尊よ圌勒菩薩摩詞薩は䜕を以おの故に圌勒ず名づけらるるや。是の菩薩摩詞薩は䜕處より是の名を埗たるや」ず。䞖尊、遊戯菩薩摩蚶薩に告げたたわく『過去無量無邊䞍可思議阿祇劫の遙か遠き埀昔、爟の時に䜛いたせり。寶蓋劂䟆・應䟛・正埧知・明行足・善逝・䞖間解・無䞊士・調埡䞈倫・倩人垫・䜛・䞖尊ず名づく。爟の寶蓋劂䟆生たれたもう時、淚居倩の諞、䞊方の虚空に立ちお䞃寶の傘蓋を持し、是の寶蓋は䞉千倧千䞖界を呚遍照らせり。爟の時に諞歎めお蚀わく「是の人、當に寶蓋劂䟆ずなるべし」ず。是れを以おの故に是れを寶蓋劂䟆ず名぀く。爟の時に寶蓋劂䟆の教えを受け、商䞻の子、堅意ずいう者、出家し、堅意比䞘は托鉢を行ずせり。爟の時に閻浮提に八萬四千の村邑ず八萬四千の郜城ず八萬四千の聚萜ず八萬四千の郷國ず八萬四千の垂堎ずありお、圌の寊蓋劂䟆の教えに人れり。爟の時に圌の堅意比䞘は托鉢の爲の故に圌の村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に遍く遊歩せり。思念しおいわく「我れ衆生をしお五戒に斌いお堅固ならしめ乃至癟人に滿たずば食を受けじ」ず。是くの劂く圌の堅意比䞘は是の誓いを立お、托鉢の爲の故に圌の村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に遊歩し、衆生をしお五戒に斌いお堅固ならしめ、乃至癟人に滿たずば食を受けず。圌の堅意比䞘はある時には䞀日にしお癟人の衆生をしお五戒に斌いお堅固ならしめたり。ある時には若しくは二日、若しくは䞉日、若しくは四日、若しくは五日、若しくは六日乃至䞃日にしお癟人の衆生をしお五戒に斌いお堅固ならしめたり。是くの劂き時には乃至䞃日の問、食を断ちお、しかも衆生を慈愍むが故に衆生を厭うこずなく、第八日に食を受けたり。善男子よ。是くの劂く圌の堅意比䞘は八萬四千歳の間、厭うこずなく村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に赎き、衆生をしお五戒に斌いお堅固ならしめ、八萬四千歳の間に癟千萬億の男・女・童子・童女をしお五戒に斌いお堅固ならしめたり。善男子よ。是くの劂く、圌の堅意比䞘は思念しおいわく「我れ歀の衆生等をしお五戒に斌いお堅固ならしめたり。我れ當に歀の衆生等を導きお阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を成ぜしむべし」ず。圌の比䞘は衆生等の所に到り、四萬二千歳の間、䜛を讚歎し法を讃歎しを讚歎し倧乗を讚歎せり。次の八萬四千歳に斌いおは五戒堅固なる衆生の䞭、過去の諞䜛の所に斌いお善根を皮え、意趣殊勝なる䞉十億の衆生、は阿耚倚矅䞉藐䞉菩提に癌趣し、意趣凡劣なる衆生は緣芺乗ず聲聞乗ずに斌いお癌心せり。善男子よ。是くの劂く圌の堅意比䞘は思念しおいわく「我れ歀の衆生等をしお䞉乗に斌いお信解せしめたり。我れ當に歀の衆生等をしお䞍攟逞ならしめんが爲の故に、䞉昧に入るこずを教うべし」ず。善男子よ。是くの劂く、圌の堅意比䞘はたた二萬䞀千歳の間、癟千萬億の衆生に䞉昧の所緣を説けり。善男子よ。圌の堅意比䞘は癟千萬億の䞀切衆生をしお慈心䞉昧を成就せしめんが爲の故に教誡せり。善男子よ。是くの劂く圌の堅意比䞘は慈心䞉昧に入り、托鉢の爲の故に村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に赎くに、慈心に安䜏する圌の䞀切衆生は、圌の堅意比䞘、門に入るや応ち慈心䞉昧に入る。爟の時に、堅意比䞘の慈心䞉昧の變の是くの劂くなるを芋お地居の諞は皱歎しお蚀わく「是の菩薩摩蚶薩は卜ち慈心なり。是くの劂く、村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に赎くや衆生応ち慈心䞉昧に入るが故に」ず地居の諞の聲を聞きお虚空の諞も亊、皱歎す。たた四倩王身ず䞉十䞉倩ず兜率倩ず化暂倩ず他化自圚倩ずの諞、乃至、淚居倩にいたるたで、次の劂く聲を開き、皱歎しお蚀わく「是の菩薩摩蚶薩は卜ち慈心なり。是くの劂く村邑・郜城・聚萜・郷國・垂堎に赎くや衆生応ち慈心䞉昧に入るが故に」ず。圌の寶蓋劂䟆、爟の名に隚喜し、授蚘したたわく「是くの劂く是の堅意菩薩は當に生死流蜉の間、恒に圌勒菩薩摩蚶薩ず名づけらるべし。たた阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を成ずる時にも亊、圌れの名は是くの劂く、䞖間の無量の聲聞䌜ず、寶荘嚎䜛國土の䞀切の安暂を具足せる衆生ずを攝取しお劂䟆・應䟛・正埧知・圌勒劂䟆ず號づけらるべし」ず。圌勒ずは慈心の謂いなり。善男子よ。爟の時の堅意比䞘は豈異人ならんや。爟の時より以䟆、生生流蜉しお恒に圌勒ずのみ名぀く。菩提を埗たる時にも亊、當に是くの劂く圌勒劂䟆・應䟛・正埧知ず號づけらるべし。善男子よ。是の因、是の緣を以お圌勒菩薩摩蚶薩を名づけお圌勒ずなす』ず。爟の時、䞖尊、圌勒菩薩摩蚶薩の本事を説きたもうや、応ち是の䞉千倧千䞖界は六皮に震動し、たた䞊方の虚空に斌いお倩の䌎暂を䜜し、倩華を雚らせたりき。

⊿觀圌勒菩薩䞊生兜率倩經

䜛、優波離に告げたたわく「諊かに聜け、諊かに聜け。善く之れを思念せよ。劂䟆・應䟛・正埧知、今、歀の衆に斌いお、圌勒菩薩摩蚶薩の阿耚倚矅䞉藐䞉菩提の蚘を説かん。歀の人、今より十二幎の埌、呜終りお必ず兜率倩の䞊に埀生するこずを埗ん。爟の時に兜率倩の䞊に五癟萬億の倩子あり。䞀䞀の倩子、皆、甚深なる檀波矅蜜を修む。䞀生補處の菩薩を䟛逊せんが爲の故に、倩の力を以お宮殿を造䜜し、各各、身より栎檀ず摩尌の寶冠ずを脱ぎ、長跪合掌しお是の願を癌しお蚀わく「我れ今、歀の無價の寶珠を持ち及び倩冠を以おするは倧心の衆生を䟛逊せんが爲の故なり。歀の人は䟆䞖に久しからずしお當に阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を成ずべし。我れ圌の䜛に斌いお國界を莊嚎せん。受蚘を埗たる者に我が寶冠を化成しお䟛具たらしめん」ず。是くの劂く諞の倩子等各各長跪しお匘誓願を癌すこず亊埩是くの劂し。時に諞の倩子、是の願を䜜し已るや、是の諞の寶冠は化しお五癟萬億の寶の宮ずなる。䞀䞀の寶の宮に䞃重の垣あり。䞀䞀の垣は䞃寶より成る。䞀䞀の寶より五癟億の光明を出だす。䞀䞀の光明の䞭に五癟億の蓮華あり。䞀䞀の蓮華は化しお五癟億の䞃寶の行暹ずなる。䞀䞀の暹葉に五癟億の寶の色あり。䞀䞀の寶の色に五癟億の閻俘檀金の光あり。䞀䞀の閻俘檀金の光の䞭に五癟億の諞の倩の寶女を出だす。䞀䞀の寶女は暹の䞋に䜏立みお、癟億の寶の無敞の瓔珞を執りお劙なる音暂を出だす時に暂音の䞭に䞍退蜉地の法茪の行を挔説す。其の暹の、生ずる果は頗黎の色の劂し。䞀切の衆の色、頗黎の色の䞭に入る。歀の諞の光明、右に旋り婉蜉ずしお衆の音を流出す。衆の音は倧慈倧悲の法を挔説す°䞀䞀の垣牆は高さ六十二由旬、厚さ十四由旬なり。五癟億の韍王、歀の垣を圍み繞る。䞀䞀の韍王、五癟億の䞃寶の行暹を雚らし、垣の䞊を莊嚎す。自然に颚ありお歀の暹を吹き動かす。暹は盞振觞れお、苊・空・無垞・無我ず諞の波矅蜜ずを挔説す。

爟の時に、歀の宮にひずりの倧いなるあり。名を牢床跋提ずいう。卜ち座より起ち、遍く十方の䜛を犮し、匘誓願を癌しおいわく「若し我が犏埳、應に圌勒菩薩の爲に善法堂を造るべくんば、我が額の䞊に自然に珠を出ださしめよ」ず。既に願を癌し已るや、額の䞊に自然に五癟億の寶珠を出だす。瑠璃ず披瓈ず䞀切の衆の色、具足せざるはなし。玫玺の摩尌の劂く、衚裏、瑛かに培き、歀の摩尌の光、空䞭に迎り旋り、化しお四十九重の埮劙なる寶の宮ずなる。䞀䞀の欄楯は萬億の梵摩尌の寶の共に合わせ成る所なり。諞の欄楯の間には自然に九億の倩子ず五癟億の倩女ずを化生す。䞀䞀の倩子の手の䞭に無量億萬の䞃寶の蓮華を化生し、䞀䞀の蓮華の䞊に無量億の光あり。其の光明の䞭に諞の暂噚を具す。是くの劂き倩の暂は錓たずしお自ら鳎る。歀の聲出づる時、諞の女、自然に衆くの暂噚を執り、競い起っお歌い舞う。詠ずる所の歌の音は十善ず四匘誓願ずを挔読す。諞の倩、聞く者は皆、䞊道の心を癌す。亊、䞃寶の倧いなる垫子座あり。高さ四由旬、閻俘檀金ず無量の衆の寶ずを以お莊嚎ずなす。座の四角の頭に四の蓮華を生ず。䞀䞀の蓮華は癟の寶より成る。䞀䞀の寶より癟億の光明を出だす。其の光、埮劙なり。化しお五癟億の衆の寶ず雜の華ずにお荘嚎せる寶の垳ずなる。時に十の方面に癟千の梵王あり。各各䞀぀の梵倩の劙なる寶を持ち、以お寶の鈎ずなしお寶の垳の䞊に懞く。時に小梵王は倩の衆の寶を持ち、以お矅の網ずなしお圌く垳の䞊を芆う。時に、宮の四角に四の寶の柱あり。䞀䞀の寶の柱に癟千の暓閣あり。梵摩尌珠を以お絞絡ずなす。時に諞の閣の間に癟千の倩女あり。色劙なるこず比なく、手に暂噚を執る。其の暂の音の䞭に苊・空・無垞・無我ず諞の波矅蜜ずを挔読す。是くの劂く倩の宮には癟億萬無量の寶の色あり。䞀䞀の諞の女も亊同じく寶の色なり。爟の時に、十方の無量の諞倩、呜終らば皆、兜率倩の宮に埀生せんず願う』ず。䜛、優波離に告げたたわく「歀れを兜率倩ず名づく十善の應報にしお勝劙なる處なり。若し比䞘及び䞀切の倧衆にしお生死を厭わずしお倩に生たるるこずを暂う者、無䞊菩提心を愛敬する者、圌勒の爲に匟子ず䜜らんず欲する者あらば、當に是の觀を䜜すべし。是の觀を䜜す者は應に五戒ず八霋ず具足戒ずを持ち、身ず心ず粟進し、結を断ずるをば求めず、十善の法を修し、䞀䞀兜率陀の倩䞊の䞊劙の快暂を思惟すべし。是の觀を䜜さば名づけお正觀ず爲し、若し他の觀をなさば名づけお邪觀ず爲す」ず。䜛、優波離に告げたたわく「华埌に十二幎しお二月十五日に波矅捺國の劫波利村の波婆利ずいう倧婆矅門の家、本生たれし處にお、結加趺坐し、滅定に入るが劂く、身は玫金色、光明豔かに赫き、癟千の日の劂く、䞊りお兜率陀倩に至らん。其の身の舎利は金を鑄たる像の劂く動ぜず、搖がず。身の圓光の䞭に銖楞嚎䞉昧ず般若波矅蜜ずの字矩、炳然ならん。時に諞の倩・人、尋いで・卜ち爲に衆くの寶の劙塔を起おお舎利を䟛逊せん。時に、圌勒は兜率陀倩の䞃寶の臺の内の摩尌殿の䞊の垫子の牀座に応然ずしお化生せん。蓮華の䞊に結加趺坐し、身は閻浮檀金の劂き色にしお、長さ十六由旬、䞉十二盞ず八十皮奜ず皆悉く具足す。頂の䞊に肉髻あり。髪は玺瑠璃の色なり。釋迊毘楞䌜ず摩尌ず癟千萬億叔迊寶ずを以お倩冠を嚎る。其の倩の寶冠に癟萬億の色あり。、䞀䞀の色の䞭に無量癟千の化䜛あり。諞の化菩薩を以お䟍者ずなす。埩、他方の諞の倧菩薩あり、十八變をなし、意に隚い自圚に倩冠の䞭に䜏せん。圌勒の眉間に癜毫盞の光あらん。衆の光を流出しお癟の寶の色をなす。䞉十二盞の䞀䞀の盞奜の䞭に五癟億の寶の色あり。䞀䞀の盞奜にも亊、五癟億の寶の色あり。䞀䞀の盞奜、艶かに八萬四千の光明の雲を出だす。諞の倩子の各各、華座に坐せるず與に晝ず倜ず六時に垞に䞍退蜉地の法茪の行を説く。䞀時を經る䞭に五癟億の倩子を成就しお阿耚倚矅䞉藐䞉菩提に斌いお䞍退蜉ならしむ。是くの劂く兜率陀倩に處りお晝も倜も恒に歀の法を説きお諞の倩子を床す。閻浮提の歳の数にしお五十六億萬歳、爟乃、閻浮提に䞋生せん」ず。䜛、優波離に告げたたわく『是れを、圌勒菩薩、閻浮提に没しお兜率陀倩に生ずる因瞁ず名づ䜛、滅床しお埌、我が諞の匟子、若し粟勀し、諞の功埳を修めお、嚁儀猺けず、塔を掃き、地を塗り、衆の名銙ず劙華ずを以お䟛逊し、衆の䞉昧を行じ、深く正受に入り、經兞を讀誊するものあらば、是くの劂き等の人は應當に心は結を斷ぜずず雖も六通を埗るが劂きに、至るべし。應當に念いを繋け、䜛の圢像を念じ、圌勒の名を皱うべし。是くの劂きの茩、若し䞀念の頃、八戒霋を受け、諞の淚き業を修め、匘誓願を癌さば、呜終りお埌、譬えば壯士の、臂を屈げ申ぶるが劂き頃に、卜ち、兜率陀倩に埀生しお、蓮華の䞊に結跏趺坐するこずを埗ん。癟千の倩子、倩の䌎暂を䜜し、倩の曌陀矅華ず摩詞曌陀矅華ずを持ち、以お其の䞊に散らし、讃めお蚀わく「善い哉、善い哉、善男子よ汝、閻浮提に斌いお廣く業を修め、歀の處に䟆生す。歀の處を兜率陀倩ず名づけ、今、歀の倩の䞻を名づけお圌勒ず曰う。汝當に歞䟝すべし」ず聲に應じお卜ち犮し已りお、眉間の癜毫盞の光を諊かに觀たおた぀らば卜ち、九十億劫の生死の眪を超越するこずを埗ん。是の時、菩薩は其の宿瞁に隚぀お爲に劙法を説き、其のひずをしお無䞊道に斌いお心を堅固・䞍退蜉ならしめん。是くの劂き等の衆生、若し諞の業を淚め、六事の法を行わば必定しお疑無く兜率倩䞊に生たれ、圌勒に倀遇いたおた぀るこずを埗べし。亊、圌勒に隚っお閻浮提に䞋り、第䞀に法を聞くべし。未䟆の䞖に斌いお、賢劫の䞀切の諞䜛に倀遇い、星宿劫に斌いおも亊、諞䜛䞖尊に倀遇いたおた぀るこずを埗、諞䜛の前に斌いお菩提の蚘を受くべし』ず。䜛、優波離に告げたたわく「䜛、滅床しお埌、比䞘ず比䞘尌ず優婆塞ず優婆倷ず倩ず韍ず倜叉ず也闥婆ず阿脩矅ず迊暓矅ず緊那矅ず摩睺矅䌜ず等の是の諞の倧衆、若し圌勒菩薩摩蚶薩の名を聞くこずを埗、聞き已りお、觀喜し恭敬し犮拜するこずあらば、歀の人、呜終りお、指を匟くが劂き頃に卜ち埀生し埗るこず、前の劂くにしお異なるこず無し。䜆、是の圌勒の名を聞くこずを埗るのみにおも、呜終りお亊、黒闇の處ず邊地ず邪芋ず諞の惡埋儀ずに堕せず、恒に正芋の眷屬に生じお、䞉寶を謗らざるこずを成就せん」ず。䜛、優波離に告げたたわく「若し善男子・善女人、諞の犁戒を犯し、衆くの悪業を造るずも、是の菩薩の倧悲の名字を聞き、五體投地しお誠心こめお懺悔せば、是の諞の悪業、速かに枅淚ずなるこずを埗ん。未䟆の䞖の䞭の諞の衆生等、是の菩薩の倧悲の名皱を聞き、圢像を造立し、銙華ず衣服ず繒蓋ず憧幡ずをもっお犮拜し、念いを繋けなば、歀の人、呜終らんずする時、圌勒菩薩、眉開の癜毫の倧人盞の光を攟ち、諞の倩子ず與に、曌陀矅華を雚ずふらせ、䟆りお歀の人を迎えたたわん。歀人、須臟にしお卜ち埀生するこずを埗ん。圌勒に倀遇いたおた぀り、頭面にお犮敬し、未だ頭を擧げざる頃、䟿ち法を聞くこずを埗お、卜ち無䞊道に斌いお䞍退蜉ずなるこずを埗ん。未䟆の䞖に斌いお恒河の沙に等しき諞䜛劂䟆に倀いたおた぀るこずを埗ん」ず。䜛、是の語を説きたもう時、他方より䟆たり會れる十萬の菩薩は銖楞嚎䞉昧を埗、八萬億の諞倩は菩提心を癌し、皆圌勒に隚埞しお䞋生せんず願えり。䜛、是の語を説きたもう時、四郚の匟子も、倩ず韍などの八郚も、䜛の説きたもう所を聞き、皆倧いに觀喜し、䜛を犮しお退けり。

⊿圌勒䞋生經

爟の時に、䜛、舎利北に告げたたわく『我れ今廣く汝の爲に説かん。當に䞀心に聜くべし。含利北よ。四の倧いなる海の氎、以お挞く枛少しお䞉千由旬ずならん。是の時、閻俘提の地は長さ十千由旬、廣さ八千由旬ならん。平坊にしお鏡の劂くならん。名華ず軟き草、遍く其の地を芆い、皮皮の暹朚の華ず果ず茂盛り、其の暹悉く皆、高さ䞉十里ならん。城邑、次き比び、鷄、飛びお盞及ばん。人の壜は八萬四千歳。智慧ず嚁埳ず色ず力ず具足しお安隱・快暂ならん。是の時に、䞀぀の倧いなる城あらん。翅頭末ず名づく。長さ十二由旬、廣さ䞃由旬。端嚎・殊劙・荘嚎・枅淚にしお、埳の人、其の䞭に充滿せん。埳の人なるを以おの故に、豐暂にしお安隱ならん。其の城は䞃寶にしお、䞊に暓閣あり、戞の牖ず軒の窓ず皆是れ衆くの寶にしお、眞珠の矅の網、圌く其の䞊を芆わん。街巷の道陌は廣さ十二里、掃い灑ぎお枅淚ならん。舎利北よ。我れ今、汝の爲に麀略略、圌の國界ず城邑ず富ず暂ずの事を説かん。其の諞の園ず林ずの池ず泉ずの䞭には自然にしお八功埳の氎あり。青ず玅ず赀ず癜ず雑の色の蓮華、遍く其の䞊を芆う。其の池の四邊には四の寶の階の道あり。衆くの鳥、和ぎ集う。鵝ず鎚ず鎛鎊ず孔雀ず翡翠ず鞚鵡ず舎利ず鳩那矅ず耆婆耆婆ず等の諞の劙なる音の鳥、垞に其の䞭にあり。埩、異なる類の劙なる音の鳥もありお、皱げお敞うべからず。果の暹ず銙の暹ず國の内に充ち滿぀。爟の時に閻浮提の䞭に垞に奜き銙あり。譬えば銙山の劂し。流るる氎は矎奜しく、味甘くしお患を陀す。雚の柀は時に隚い、穀皌は滋茂り、草穢を生ぜず。䞀、たび皮たきお䞃たび穫あり。甚功甚だ少くしお收むる所甚だ倚し。之れを食うに銙矎く、氣力充ち寊぀。其の國に爟の時に蜉茪王あらん。名を蠰䜉ず曰う。四皮の兵あり。嚁歊を以いずしお、四倩䞋を治む。其の王に千の子あり。勇く健く力倚く胜く怚敵を砎る。王に䞃の寶あり、金茪の寶.ず銬の寶.ず珠の寶ず女の寶ず䞻藏の寶ず䞻兵の寶ずなり。又、其の國土に䞃寶の臺あり。擧高千䞈、千の頭ず千の茪ずあり。廣さ六十䞈なり。翅頭末の城には衆くの寶の矅の網ありお圌く其の䞊を芆い、寶の鈎の莊嚎は埮颚に吹かれお動く。其の聲は和ぎ雅かにしお、鐘ず眄どを扣぀が劂し。其の城の䞭に倧いなる婆矅門の䞻あり。名を劙梵ず曰う。婆矅門の女は名を梵摩波提ず曰う。圌勒、生を蚗しお以お父母ずなさん。身は玫金の色にしお䞉十二盞あり。衆生之を芖お厭き足るずいうこずなし。身の力、無量・䞍可思議にしお、光明照り曜き、障げ閡ぐ所なし。日も月も火の珠も郜お埩珟れず。身長千尺、胞の廣さ䞉十䞈、面の長さ十二䞈四尺、身體具足しお端正なるこず比なし。盞奜を成就しお金を鑄たる像の劂し。肉県枅淚にしお十由旬を芋る。垞に光、四に照り、面癟由旬は日も月も火の珠の光も埩、珟れず。䜆䜛の光の埮劙第䞀なるあるのみならん。圌勒菩薩觀ずるに、䞖に五欲あり、患を臎すこず甚だ倚く、衆生は沈没しお倧いなる生死のなかにあり、甚だ憐愍むべし。自ら是くの劂く正しく念じ觀ずるを以おの故に家に圚りお暂したず。時に蠰䜉王、諞の倧臣ず共に、歀の寶の臺をもっお圌勒に奉䞊る。圌勒受け已っお諞の婆矅門に斜さん。婆矅門受け已っお卜䟿ち毀り壊しお各各共に之れを分぀。圌勒菩薩、歀の劙なる臺の須臟にしお無垞なるを芋、䞀切の法も皆亊、磚滅すず知り、無垞想を修し、出家孞道し、韍華菩提暹の䞋に坐す。暹ず枝ず葉ずあり、高さ五十里なり。卜ち、出家の日を以お阿耚倚矅䞉藐䞉菩提を埗ん。爟の時に、諞の倩ず韍の王ずは其の身を珟さずしお華ず銙ずを雚ずふらせお䜛を䟛逊したおた぀る。䞉千倧千䞖界、皆倧いに震動す。䜛の身より光を出だしお無量の國を照らす。應に床すべき者は皆、䜛を芋たおた぀るこずを埗ん。爟の時に人民各各是の念を䜜しおいわく「埩、千萬億歳、五欲の暂を受くず雖も、胜く䞉惡道の苊を免るるこずを埗ず。劻も子も財産も救う胜わざる所なり。䞖間は無垞にしお、呜は久しく保ち難し。我等、今、宜しく䜛法に斌いお梵行を修行すべし」ず。是の念を䜜し已っお出家孞道せん。時に蠰䜉王も亊、八萬四千の倧臣ず共に、恭敬圍繞せられ、出家孞道せん。埩、八萬四千の諞の婆矅門にしお聰明、倧いなる智あるものあり、䜛法の䞭に斌いお亊共に出家せん是くの劂き等の無量千萬億の衆、䞖の苊惱を芋お、皆圌勒䜛の法の䞭に斌いお出家せん。圌勒䜛、是くの劂く無量の衆生を開え導き、安んじ慰め、其れらをしお觀喜せしめ、然る埌に法を説かん。埳の人、其の䞭に充ち滿ち、倧垫を恭敬し信受し枇仰し、各各、法を聞かんず欲しお皆、是の念を䜜しおいわく「五欲は䞍淚にしお衆くの苊の本なり」ず。又、胜く憂ず慌ず愁惱ずを陀き捚おお[苊ず暂ずの法は皆、是れ無垞なり」ず知らん。圌勒䜛、時に會える倧衆の心の淚く調ぎ柔なるこずを觀察し、爲に四諊を説かん。聞く者は同時に涅槃の道を埗ん。爟の時に圌勒䜛、華林の園にあらん。其の園、瞊廣.䞀癟由旬、倧衆、䞭に滿たん。初會の説法に九十六億人、阿矅挢たるこずを埗ん。第.二の倧會の説法に九十四億人、阿矅挢たるこずを埗ん。第䞉の倧會の説法に九十二億人、阿矅挢たるこずを埗ん。圌勒䜛、䞖に䜏たるこず六萬歳、衆生を憐愍み、法の県を埗せしめん。滅床しお埌、法、䞖に䜏たるこず亊、六萬歳ならん。汝等宜しく應に粟進しお枅淚なる心を癌し、諞の善業を起぀べし。䞖間の燈明たる圌勒䜛の身を芋たおた぀るこずを埗ん。必ず疑無きなり。』

⊿圌勒當䟆經

舎利北、䞖尊に問うおいわく「誰か圌勒䜛に遇いたおた぀らざるや。埩、誰か胜く遇いたおた぀るべきや」ず。䞖尊、告げたたわく「和合を砎る者は圌勒䜛に遇うこずなし。䞀劫の間、地獄に䜏する提婆達倚の劂し。埩、五無間眪を䜜りお阿錻地獄に墮せる者、倖道芋を懷く者、聖匟子を誹謗する者も亊、圌勒䜛に遇うこずなし。垃斜を臎し、戒を持ち、霋日を蚭け、劂法に行ない、廟祠を建お、菩提暹を怍え、園ず林ずを䜜り、橋を架け、道路を開き、戒埋堅固にしお、井泉を掘る者は胜く圌勒䜛に遇わん。䜛を犮拝し乃至、䞀華、䞀燈明、䞀飮食を.奉䞊る者は胜く圌勒䜛に遇わん。奜んで善根を怍うる者は圌勒䜛に遇わん。父母に孝逊を盡くし、長䞊を恭敬する者は圌勒䜛に遇わん。圌勒䜛の法を聜きお解脱するこずを埗ん。」




仰ぎ願わくは歀の功埳を以お普く

䞀切に及がし我等ず衆生.ず皆共に

䜛道を成ぜん。

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1964幎5月に小谷喜矎は、仏教孊者の枡蟺照宏に䟝頌しお、これたでの仏教諞経兞䞭の匥勒菩薩に関する経兞郡を集倧成し、『匥勒経』ずしお線纂出版した。これを期に、日々の読誊の為の経兞ずしお、これたでの『青経巻』ず『䞀郚経法華䞉郚経』に加え、新たに『匥勒経』が加わるこずになった。
1964幎11月には䌊豆の遠笠山に青幎の修緎道堎ずしお匥勒菩薩を祀った『匥勒山』を建立した。
小谷喜矎が、匥勒経を線纂し、匥勒菩薩を祀る道堎を建立するに至った経緯に関しおは、喜矎自身の蚀葉によれば「霊界からのご指導による」ずだけされおおり、詳しい背景は䞍明な郚分が倚い。しかし、霊友䌚の修行においおは、仏説芳普賢菩薩行法経に瀺された、自らの過去からの利己的な行いや誀った考え方を反省し自身の行いを改めお行くいわゆる「懺悔の行」を実践するこずが重芖されおおり、その仏説芳普賢菩薩行法経の䞭で「當来の匥勒、願わくは我に法を授けたたえ」ずあり、匥勒菩薩が懺悔を行ずる者にずっおの指南圹ずしお䜍眮づけられおいるこずから、霊友䌚が重芖する「懺悔の行」においおは、匥勒菩薩を勧請し、その経兞を読誊し、その粟神的指針のもずに「懺悔の行」を実践するこずが䞍可欠であるずいう実践的芁請が背景にあったものず芋られる。
たた、これからの䞖の䞭は粟神的荒廃が進むず予芋し、危機感を抱いおいた小谷喜矎が、五濁の悪䞖における匥勒菩薩の粟神の重芁性を確信し、次代を担う青幎達が「懺悔の行」を実践し぀぀、匥勒菩薩に象城される慈悲ず友愛の心を持っお、愛ず平和に満ちた䞖の䞭を構築しおいくこずを期したずいう面もあったようである。

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