【アーサー・コナン・ドイル】
1859年イギリス生まれ。開業医をしていたがはかばかしくなく、生活のために筆をとり、1887年発表の『緋色の研究』で名探偵シャーロック・ホームズを創造。1891年から〈ストランド・マガジン〉に連載したホームズが登場する短編で圧倒的な人気を集め、一躍作家的地位を確立した。一方『勇将ジェラールの回想』等の歴史小説、チャレンジャー教授の活躍する『失われた世界』等のSFにもすぐれた作品を残し、それぞれの分野の古典として今なお愛読されている。1930年没。
【深町眞理子】
1931年生まれ。1951年、都立忍岡高校卒業。英米文学翻訳家。ドイル〈シャーロック・ホームズ全集〉、クリスティ「ABC殺人事件」、ブランド「招かれざる客たちのビュッフェ」など訳書多数。著書に「翻訳者の仕事部屋」がある。