愚者の説法 賢者のぼやき

重金敦之

gush 2012 · 左右社

Rreth këtij libri elektronik

われわれは大震災以後、何を失い、何を得たのか。名編集者の震災後の「旅する一年」を柔和にして辛辣、正統にして新鮮な視点で説いた批評と記録。

「料理が完成」や震災後の「頑張る」ってどういうことか。
いまや新聞にも出て来る「他人ごと」って正しい表記なのか。
『謎解はディナーのあとで』に出て来る＜プロヴァンス風のフォアグラ＞って何だ？
言葉を文学の話題もあれば、もちろん食べ物のお話も満載！
名編集者の震災後の「旅する一年」を柔和にして辛辣、正統にして新鮮な視点で説いた批評と記録。
『作家の食と酒と』『編集者の食と酒と』につづくエッセイ集第3弾。

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●著者紹介
重金敦之（しげかね あつゆき）
1939年東京生まれ。慶応大学卒業後、朝日新聞社入社。「週刊朝日」編集部在籍時に池波正太郎、松本清張、結城昌治、渡辺淳一など多くの作家を担当した。大学教授を経て、文芸ジャーナリスト。食の分野にも造詣が深く、料理に携わる人たちからの信頼も厚い。「食彩の文学事典」を「小説現代」に連載中。日本文藝家協会、日本ペンクラブ、食生活ジャーナリストの会、各会員。