戦争巡歴: 同盟通信記者が見た日中戦争、欧州戦争、太平洋戦争

· 柘植書房新社
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支那事変、汪兆銘工作、欧州戦争、太平洋戦争…。国策によって設立された通信社・同盟通信社の記者として戦時に世界を一周した著者が、記者の活動や生態を赤裸々に綴った貴重な史料。解説付き。

大屋久寿雄の大量の遺稿の一部は、七十年の歳月を経てかなり劣化していた。大屋が心血を注いで執筆したであろう原稿を慎重にめくりながら読み進めて行くと、大屋が汪兆銘(汪精衛)工作に関与していく様子が克明に描かれ、引き込まれて行った。

戦後まもなく、四十代前半で亡くなった大屋久寿雄の名前を知っている人は多くはないであろう。大屋は戦前、同盟通信記者をしていた。同盟通信社は国策によって設立された通信社で、終戦直後、自主解散した。共同通信社と時事通信社の前身である。わたしが大屋について調べていたのは、『国策通信社「同盟」の興亡─通信記者と戦争』(花伝社刊)の執筆のためであった。調べているうち、大屋が同盟記者のなかで、ひときわ異彩を放つ異能の記者であることがわかった。(解説より 鳥居英晴)

저자 정보

●著者紹介
大屋久寿雄(おおや くすお、著者)
1909年7月、福岡県嘉穂郡千手村(現・嘉麻市)で出生。30年、東京の成城高等学校を卒業、シベリア経由で欧州へ。フランス・リヨン大学文学部入学。33年帰国。
1933年10月、新聞聯合社に入社、社会部員。
1937年9月、北支派遣、38年8月からハノイ支局長。39年9月、第2次大戦勃発とともに欧州に派遣。イスタンブールを拠点に取材する。41年2月、帰国、同盟通信社会部次長。1944年7月、日本放送協会に出向、海外局編成部長、45年8月、出向解除、同盟に戻る。10月、同盟通信社解散、11月、共同通信社、時事通信社創立、時事通信社内信部長。
1946年1月、『戦争巡歴』執筆開始、48年1月、カリエス発病、51年12月、死去。
鳥居英晴(とりい ひではる、編集・解説)
1949年、東京、武蔵野市生まれ。
1972年、慶應義塾大学卒業後、共同通信社入社。社会部、新潟支局、ラジオテレビ局報道部、国際局海外部、2002年退社。
[著書]『国策通信社「同盟」の興亡-通信記者と戦争』花伝社、『日本陸軍の通信諜報戦』けやき出版。
[訳書]アンドレイ・ランコフ『民衆の北朝鮮-知られざる日常生活』花伝社。

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