旗本絵師描留め帳修羅坂の雪（小学館文庫）

小笠原京

sij 2002. · 旗本絵師描留め帳 Knjiga 4 · 小学館

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あるじの商いのため生け贄に供された若妻。知らずに嫁いだ先は、天下を騒がす大泥棒。刺客に狙われた姫様を護らんと、吾が子を標的に仕たてる乳母。一生懸命生きているのに、無惨な目に遭う薄幸な女たち。義理や忠義に押し潰される悲しい女たちのために、元禄の伊達男新三郎が立つ。手裏剣がわりの仕込み筆が一閃するとき、浮き世のしがらみが断ち切られる。