昭和元禄落語心中

雲田はるこ

2011年7月 · 昭和元禄落語心中 第 1 巻 · 講談社

この電子書籍について

満期で出所の模範囚。だれが呼んだか名は与太郎（よたろう）。娑婆に放たれ向かった先は、人生うずまく町の寄席。昭和最後の大名人・八雲（やくも）がムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。弟子など取らぬ八雲師匠。惚れて泣きつく与太郎やいかに……!?　昭和元禄落語心中・与太郎放浪篇、いざ幕開け!!

評価とレビュー

最初は無料だからと、思って読んでいましたが、3人の人間模様に期待大でした。これからどうなるのかな？

少年期から老年期まで描かれるので、一人の人間の、悩みや業の深さやなんてものを深く見つめて行くことに成ります。ユーモアもたっぷりで、9巻まで読むと、登場人物の一人一人が本当にいとおしく思われるまでに成りました。

世界観に引き込まれて原作も読み始めました。落語の上下関係、恋愛、時代を上手く表しているなと、感じました。おかげで死神、好きになってしまいました。原作もアニメも素敵です。是非ともアニメの方も皆さん見てみてください。