書店×黒猫のコージー・ミステリ!
経営する書店に、ダーラがコーヒー・バーを開設してから四ヵ月。店員のロバートが淹れるラテなどが好評だ。さらに、ダーラが企画した地域のお祭りの準備も着々と進行中。一方で、書店のマスコット猫のハムレットは相変わらず店の好きなところで寝たり、店内を堂々と闊歩したり。そしてお祭り当日、イベントは無事に終了するかと思いきや、コーヒー・ショップの店主の妻が死体で発見される。背景には、ひそかに流通しているという薬物が関係している? 黒猫探偵の活躍が光る、楽しいコージー・ミステリ!
【アリ・ブランドン】
アメリカ、テキサス州生まれ。オクラホマ大学でジャーナリズムを学ぶ。ダイアン・A・S・スタカート名義で〈探偵ダ・ヴィンチ〉シリーズを発表したほか、ヒストリカル・ロマンスをアレクサ・スマート、アンナ・ジェラードの名義でも発表。現在は南フロリダで暮らしている。
【越智睦】
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒。英米文学翻訳家。訳書にブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』『書店猫ハムレットのお散歩』『書店猫ハムレットの休日』、エルヴァとストレンジャーの共著『7200秒からの解放』がある。