月曜日がつらい先生たちへ  不安が消えるストレスマネジメント

· 時事通信社
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人に1人が「抑うつ状態」
 勤務中の中学校教師の3人に1人以上が「抑うつ状態」にある可能性を示唆する調査結果が発表されています。精神疾患による教育職員の病気休職者は全国で5000人前後と病気休職者の63%に上ります。


業務そのものが人間関係
 著者は教師がストレスにさらされるのは「業務そのものが人間関係」であることの難しさによるとしています。教室では児童生徒と向き合い、その背後にいる保護者とも上手にコミュニケーションを取らなければならない。職員室では管理職や同僚がいる。児童生徒との関係がこじれれば、保護者や同僚・管理職との関係もおかしくなります。

 製造業や第三次産業の場合、仕事の目的は物品や情報、金銭のやり取りを目的としています。仕事上の意見の食い違いはあっても、最終的には共同作業の成果が形となって現れ、人間関係は煮詰まりにくいともいえます。

 子供相手とはいえ人間関係なので、相手が本音を見抜いて本音で接してくれば、教師もホンネで向かわざるを得ない。普段、建前でかわせる一般的な職場とは違います。


新任もベテランも教頭も…
 第3章には著者が治療にあたった、個別の事例が詳細に報告されています。頑張り屋の新任女性教師、育児から復帰した女性教諭、複数の主任を掛け持ちし小学校の中核的存在だった50代の男性教諭、30年以上さまざまな学校を経験してきた男性の教頭。こうした先生たちの心が折れて行った様子、問題解決への道のりが詳しく紹介されています。

 50代なかばの女性小学校教師。子どもたちに慕われ、趣味は教材研究。同僚や管理職から信頼されていました。しかし40代から体に不調が。医師からはストレスが原因と診断されますが、薬をのみつづけながら頑張ります。不登校気味の児童の家に朝晩に行き、プリントを届けていました。ある日、仕事の都合で行けなくなり、前日に電話したのに母親から「先生が来てくださらなかったのでうちの子は泣いています」と強く抗議されます。管理職は「毎日行っていたのが裏目に出たね。そこまでしなくてもよかったのに」。この先生は奈落に突き落とされ、翌朝は起き上がれません…。先生という仕事の厳しさを物語る事例も少なくありません。


「マインドフルネス」と「コラム法」
 第4章では、だれにも、すくできるストレスマネジメント法が紹介されています。数分でできる「マインドフルネス」、つらい気持ちが起きた時「状況」「感じた事」「そのときの考え」などをノートに書き起こし自分の思考パターンを客観的に把握する「コラム法」など、いずれも今すぐできることばかりです。

 周囲の対処法、早期発見チェックリストもあり、教員の心の問題への対処に必要な情報はすべて出ています。

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