「結華さんて兄様の婚約者だった方なの」怜柯から語られる、舞の知らない矢代家の過去。征一朗が元の会社で秘書だった丸山と再会し、新会社でも雇用して上機嫌になっていた頃、舞は疑心暗鬼に陥っていた。心配した守也が征一朗に、不要な災いに関わらぬよう注意する。しかし征一朗は元婚約者結華との過去を償い、彼女の不安を取り除くため動き出す。結華の兄佐伯秀真もまた、父が亡くなったことで矢代家との確執を解消しようと画策を始め――。結華のために元政財界大物所有の山へ悪霊退治に向かう征一朗。『破魔矢』長の恋人として征一朗の本業を手伝った舞は「世界中を敵に回しても私はこの人と一緒にいる」と心に誓う。婚約指輪に馳せる思いも番外編で収録!