月虹の夜市

· 東京創元社
電子書
236
頁數

關於這本電子書

妖しいお客が今日もまた。

江戸を舞台に描く、心あたたまるあやかし奇譚


江戸は浅草川に浮かぶ島、箱崎の小さな船宿「若狭屋」を切り盛りする女将のお涼。彼女は父親譲りの見えてしまう体質で、その面倒見の良い人柄からか、あやかしたちの世話をつい焼いてしまうのだった。探し物をしている片目片足の小僧、小さな蹴鞠の神様たち……。人間以外のお客が今日もまたお涼の元をふらりと訪れる。あの世とこの世をつなぐ不思議な船宿を舞台に贈る、愛おしくてあたたかい、あやかし奇譚。好評シリーズ第2弾。

關於作者

鹿児島県生まれ。熊本県在住。2009年、「梅と鶯」で第3回小説宝石新人賞を受賞。2012年、受賞作を収めた『踊る猫』でデビュー。軽やかであたたかみのある人物描写で好評を得る。他の著書に『恋する狐』『おっかなの晩 日本橋船宿あやかし話』がある。

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