「みんな言ってる」が、大損の第一歩!
なぜか何度もやってしまう、間違い・勘違い・思い込み。
しくじりを繰り返さないための自戒のポイント、挽回のヒントが満載!
【本文より】
市場で失敗は誰でもする。したことがないと言うならば、その人は市場に本当には参加していなかったか、賛歌していると錯覚していただけだったのだとさえ言える。その失敗から正しく学ぶか誤って学ぶか、または何も学ばないでいるか、この三つのアクション・コースの選択によって、その後の市場から得るものに天地の開きがある。正しく学ぶならば、人は株式投資の失敗からその成功のための教訓を多く得るはずだ。
手仕舞うべきときに手仕舞わなかったために、せっかく儲けていたのに結果的には大損することがある。
本書では、私が投資家の陥りやすい錯誤を分析して類型的にまとめたものを詳細に読者に紹介したい。そして浅はかな悲観主義や自暴自棄に陥らずに、失敗から正しく学ぶことによって、株式市場から得るべきものを得ようではないかと呼びかけたい。
【内容】
まえがき 投資の失敗から成功に至る教訓を得るために
序章 あなたはどこまでスペキュレートしているか
第1章 投資家もまた人なり――人は合理性のみで動くにあらず
第2章 人は非日常性に酔う
第3章 「勘」を養うべし
第4章 知っているつもりでも間違えやすい投資の数理
第5章 株で損をする心理上の落とし穴
第6章 大損する人のはまりやすい一〇の罠
終章 資本主義経済の最初の担い手は投機家だった