はたまた、『ながいかみのラプンツェル』から『枕草子』、谷川俊太郎の詩まで
図書館の本が、謎と心のしこりを解きほぐす!
名探偵ばりの司書が、悩める利用者にそっと寄り添います。
図書館開設準備の舞台裏、曾祖母の残した謎の文箱、失踪したブックカフェの猫……
元司書の著者ならではの、ほんわか図書館ミステリ。
れんげ野原の中にある秋葉図書館には名探偵ばりの司書がいる。曾祖母の残した開かずの文箱、失踪したブックカフェの猫、図書館開設準備中に発覚した旧家の秘密……。そんな謎を抱える利用者を、誰もが知る古典や名作や、知る人ぞ知る本をそっと差し出して、解決までやさしく導きます。<br>「どこにいたの?」をテーマに描く、六篇の謎。ほんわか図書館ミステリのちょっぴり番外編。
【目次】
良夜(りょうや)
事始(ことはじめ)
聖樹(せいじゅ)
春嵐(はるあらし)
星合(ほしあい)
人日(じんじつ)
登場した本/参考にした本
あとがき
神奈川県生まれ。2003年、