運命は衝撃の事件へと彼女たちを導いていく
エミー賞8部門、ゴールデングローブ賞4部門を受賞したTVドラマシリーズ『ビッグ・リトル・ライズ』の著者の最高傑作!
長年にわたって隠し続けてきた夫の秘密を知ってしまったセシリアは、それでも必死で、学校行事や娘たちの習い事の送り迎えなど、普段どおりの生活を続けようと苦闘する。逆に、故郷シドニーへと帰ってきたテスは、そこで夫や子供にはとうてい言えない秘密を持つことになってしまった。そして学校秘書を務める老婦人レイチェルは、ついに最愛の娘の殺人犯と思われる男の証拠を手に入れるが……。それぞれの秘密を胸に、それでも懸命に生きようとする三人の女たちをあざ笑うかのように、皮肉な運命はやがて衝撃の事件へと彼女たちを導いていく!
【リアーン・モリアーティ】
1966年オーストラリア生まれ。
【和爾桃子】
英米文学翻訳家。訳書にカー「蝋人形館の殺人」、「髑髏城」、