決断の刻

· 東京創元社
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この電子書籍について

警察小説+スポーツ小説+企業小説、

堂場ワールドの集大成とも言うべき傑作


あるコンサルティング会社の男性社員が死体となって発見される。同社では一人の女性社員が行方不明となっていた。時を同じくして同社の海外贈賄事件を調べていた所轄署の刑事が姿を消した。同署の刑事課長と同社社長は、かつてある事件で刑事とネタ元として信頼関係を築いていた。しかも、二人にはラグビーという固い絆もあった。しかし今、刑事課長は署長への道を模索、社長は本社役員の座を狙っている。二人それぞれの正義とは? 人生後半の男たちに決断の刻が迫る。

解説=大矢博子

著者について

1963年茨城県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。警察小説、スポーツ小説等を数多く手がける。『0 ZERO』、『小さき王たち』他多数。

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