■イノベーションは二面的なプロセスである
イノベーション成功の鍵は、イノベーションは
2つの異なるプロセスからなると理解すること。
1)機会の特定にはじまり、アイデア発想を経て
収益性や実現性の証明までを行う
「フロントエンドでのイノベーション」
2)実行可能と判断された新しいソリューションを
商品化するステージゲート的なアプローチである
「バックエンドでの活用」
多くの企業がこの2つを混同したり、逆にしたり、
片方しかやらなかったりしている。
――その結果、失敗に終わってしまうのだ。
■イノベーションプロセスの全体観を手に入れる
本書には、最上流の機会発見から、開発に入る直前のイノベーションの証明まで、
一貫した思想でチームを推進することができる方法論が、数多く示されています。
その特徴は、1つひとつの手法がばらばらにあるのではなく、「イノベーターの思考法」
とも言うべき、ものごとを考える順序が論理的に示されているところにあります。
(「監訳者まえがき」より)