西朝暦元和二年(一六一六)秋、豊臣・徳川両軍はついに激突を開始した。
立花宗茂と直江兼続、そして片倉小十郎重綱は、北関東戦線において先陣を切り、箕輪・倉賀野で徳川軍と激闘する。九州では、関門海峡を渡って雪崩込もうとする徳川軍を九州連合が粉砕し、瀬戸の鷹・小早川元景率いる村上水軍が九鬼水軍を迎え撃つ。瀬戸内では豊臣四国勢が本土上陸を敢行し、相模では宇喜多秀家が馬入川を挟んで、決死の戦いに突入した。
そして、ついに家康は不気味な西進を開始する。
家康の真意はどこにあるのか。幸村との最終決戦の地は果たして何処に!?
【目次】
前巻までのあらすじ
主な登場人物
第一章 慶長元和の乱
第二章 徳川血の粛清
第三章 西国越境戦争
真田大戦記・年表