新型コロナウイルス感染症のパンデミック、自然災害の拡大などを受け、社会が企業に求める役割は大きく変化した。企業は自分たち自身のためにも、人類共通の大きな課題の解決へ向けて積極的な役割を果たすことが求められ、企業を率いるリーダーは、自社のパーパスは何か、どのように成長して利益を出すか、どのように世界を変革するかを考え直さなければならない。本書では、「それぞれの製品、オペレーション、地域・国において、従業員、サプライヤー、コミュニティ、顧客、さらには未来世代や地球そのものなど、すべてのステークホルダーのウェルビーイングを増進させる企業」と定義できるネットポジティブな企業にどのように変わるのか。4つの重要な道筋を示す。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2021年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。