【秋月涼介】1971年生まれ。2001年『月長石の魔犬』で第20回メフィスト賞を受賞してデビュー。06年には、本格としては変化球である『消えた探偵』が山口雅也の絶賛を浴びるなど話題となる。他の著書に『迷宮学事件』『紅玉の火蜥蜴』がある。
【北山猛邦】1979年生まれ。岩手県出身。2002年『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞してデビュー。機械的トリックの創出に強いこだわりを持つ一方、終末的かつ叙情的な独自の作品世界を構築している。主な著書に『少年検閲官』『踊るジョーカー』『猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数』『オルゴーリェンヌ』などがある。
【越谷オサム】1971年生まれ。東京都出身。2004年『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。11年に刊行された『陽だまりの彼女』の文庫版は、累計発行部数100万部を突破している。主な著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『空色メモリ』『金曜のバカ』『せきれい荘のタマル』『いとみち』『くるくるコンパス』などがある。
【桜坂洋】1970年生まれ。東京都出身。2003年『よくわかる現代魔法』を刊行してデビュー。05年「さいたまチェーンソー少女」が第16回SFマガジン読者賞、09年「ナイト・オブ・ザ・ホーリー・シット」が第20回SFマガジン読者賞を受賞。主な著書に『All You Need Is Kil1』『スラムオンラインEX』や『キャラクターズ』(東浩紀と共著)などがある。
【村崎友】1973年生まれ。京都府出身。2004年『風の歌、星の口笛』で第24回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー。06年に発表した『たゆたいサニーデイズ』以降、青春ミステリに重点を置いて活動している。ノスタルジーを喚起させられる、爽やかな読後感が魅力。他の著書に『修学旅行は終わらない』がある。
【米澤穂信】1978年生まれ。岐阜県出身。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞してデビュー。04年『さよなら妖精』を発表して、一躍斯界の注目を得る。11年『折れた竜骨』で第64回日本推理作家協会賞、14年『満願』で第27回山本周五郎賞を受賞。主な著書に〈古典部〉シリーズ、〈小市民〉シリーズ、『犬はどこだ』『追想五断章』『リカーシブル』などがある。