秘密の傷痕をつけた年下のカレに今度こそ奪われました

玉置真珠

juli 2017 · 夢中文庫

Om denne e-boken

年下のカレの心を傷つけてしまったことをずっと悔やんでいた――高校の教育実習で出会ったカレ。今、どうしているだろう。そんな思いを心の奥底に仕舞いこんで、わたしは社会人として歩み始めた。就職した会社では庶務課に配属……え？　秘書課に異動？　しかも副社長付の秘書に？　なぜ？　どうして？　緊張しながら副社長室の扉を開けたら、そこにいたのは――どうして二十歳のはずのカレが副社長室にいるの!?　驚いているわたしにかけられたのは「ずっと逢いたかった」という言葉。だけど、追加された言葉はとっても上から目線で俺様で――「ほかの会社に働き口を見つけたとしても……我が〈槇本財閥〉の力で、いくらでも握り潰してやる」

Om forfatteren

4月22日生まれ。梅と桜と桃がいっぺんに咲く田舎在住。香水あつめが大好きで、お話を作る時にはまず最初に香りを決めます。執筆のお供はルイボスティーと、カカオたっぷりの苦いチョコレート。