人類は滅亡!?
竜にとって人間は蟻も同然、
それでも彼らは人間の治療を受けいれる
これは竜の医療に命をかける人々と、
人を愛する竜の物語
異世界青春医療ファンタジイ第2弾
筆記試験は零点ながら、竜との対峙でめでたく入団を勝ち取ったリョウ。だが、初等教育も受けていなかったため小等学舎から学び直す羽目に。一方レオニートは驚異的な記憶力と豊富な知識で楽々入団を果たすが、血を見るのが苦手で医者としては前途多難。そんな彼らを引き受けたのは、破天荒な言動で周囲の度肝を抜く竜血管内科長ニーナだった。リョウは熱を観ることができるというヤポネ人の視力を武器に、レオと共に数々の症例に挑む。だがカランバスのディドウス、世界最年長にして最大の竜に最期の時が迫っていた。生と死と医療のあり方を見つめる、異世界本格医療ファンタジイ。
【目次】
プロローグ
カルテ4 死の舞踏と、竜の愛
カルテ5 咽喉(のど)の痛みと、竜の暴走 ~診断編~
カルテ6 咽喉の痛みと、竜の暴走 ~治療編~
エピローグ 盲(めし)いし者と、竜の加護
あとがき
徳島県生まれのフォトグラファーと、