【ケルスティン・ギア】
1966年生まれ。大学で教育学を修め、1995年から作家活動を始める。デビュー作Männer und andere Katastrophenが映画化され評判になり、Für jede Lösung ein Problemなど多数の恋愛小説が常時ベストセラーのリストを飾る。2005年、Ein unmoralisches Sonderangebotでドイツ語圏の恋愛小説賞であるデリア賞受賞。初のファンタジー作品である〈時間旅行者の系譜〉三部作でさらに人気沸騰。同シリーズは世界28言語で翻訳出版され、ドイツでは3作続けて映画化もされた。現在は夫と息子、猫とともにケルン近郊の村で暮らす。
【遠山明子】
1956年神奈川県生まれ。上智大学大学院でドイツ文学を専攻。ドイツ文学翻訳家。主な訳書にケルスティン・ギア〈時間旅行者の系譜〉三部作、ズザンネ・ゲルドム『霧の王』、カイ・マイヤー〈鏡のなかの迷宮〉三部作、〈天空の少年ニコロ〉三部作、ターニャ・キンケル『ファンタージエン 愚者の王』、キルステン・ボイエ『パパは専業主夫』、アグネス・ザッパー『愛の一家 あるドイツの冬物語』などがある。