―しばらく辛抱させようと思っていた―物を買い与えるより、与えないことが難しい時代―喜びも悲しみも、満足も不満も、みな子どもを育てる
「家族の練習問題―木陰の物語」は、児童相談所に長く勤め、様々な家族問題を解決に導いてきた著者が実際に扱ったケースをもとに創作された漫画エッセーです。誰もが良い家族でありたいと思い、毎日を平和に幸せに過ごしたいと願います。しかし実際は悲しいことも、苦しいことも起こります。何も起こらない家族はありません。著者は、長年にわたり、そんな悲しさや苦しさに寄り添いながら、乗り越えるすべを伝えてきました。世の中に暮らす家族の数だけ、物語があります。他人の家族物語は、ときに勇気や希望を与えてくれます。クスッと笑えてホロッと泣ける、何度も読み返したくなる、漫画エッセーです。