蠅男

· 名探偵帆村荘六の事件簿 2 巻 · 東京創元社
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この電子書籍について

名探偵帆村荘六、再び帰還!

稀代の怪人“蠅男”との対決の行方は?


科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日本SFの先駆者と称される海野十三。鬼才が生み出した名探偵が活躍する推理譚から、傑作集第二弾を精選して贈る。密室を自由に出入りし残虐な殺人を繰り返す、稀代の怪人・蠅男との対決を描く、代表作「蠅男」。行方不明者を捜すために訪れた、奇妙な形の洋館。在原業平の句にちなんだ館に秘められた、恐るべき秘密を暴く「千早館の迷路」。三十年後の近未来を舞台に、謎の男につきまとわれる婦人の依頼から、ある犯罪を突き止める「断層顔」など、5編を収録する。

著者について

1897年徳島県生まれ。早稲田大学卒。1928年『新青年』に「電気風呂の怪死事件」を発表し、デビュー。以降、科学トリックを用いた作品を発表。日本SFの先駆者と呼ばれる。代表作は「蠅男」「火星兵団」「十八時の音楽浴」など。1949年没。

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