SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望

· 青弓社
電子書
408
頁數

關於這本電子書

サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、同性愛や異性装などのセクシュアリティをもつ人々が集った雑誌「奇譚クラブ」は、「その表紙に触れるだけでも戦慄が走る一種危険な雑誌」「戦後の裏文化の帝王」などと語られ名前だけは広く知られてきたが、雑誌の特色や内容に関する本格的な研究がなされてこなかった。

本書では、「奇譚クラブ」を含めた1950年代の戦後風俗雑誌7誌を全号通覧のうえ、類似雑誌の系譜・模倣関係を検証、「奇譚クラブ」の史料的特質とその重要性を浮き彫りにする。

吾妻新、沼正三、土路草一、古川裕子という4人の「奇譚クラブ」作家/思想家に着目する。戦後民主主義・近代化の潮流のなかで、サディスト・マゾヒストを自認した人々は、支配と暴力をめぐる欲望について何を考え、どう語ったのか。「家畜人ヤプー」「夜光島」などのポルノ小説やエロティックな告白手記から、主体性、自立、同意、愛をめぐる論点を取り出し、近代的な人間性をめぐる規範の限界をあぶり出す。

閱讀資訊

智能手機和平板電腦
請安裝 Android 版iPad/iPhone 版「Google Play 圖書」應用程式。這個應用程式會自動與你的帳戶保持同步,讓你隨時隨地上網或離線閱讀。
手提電腦和電腦
你可以使用電腦的網絡瀏覽器聆聽在 Google Play 上購買的有聲書。
電子書閱讀器及其他裝置
如要在 Kobo 等電子墨水裝置上閱覽書籍,你需要下載檔案並傳輸到你的裝置。請按照說明中心的詳細指示,將檔案傳輸到支援的電子書閱讀器。