Ingress 1, 2, & 3

Tycho

Niantic Labs

この電子書籍について

ヴィジョナリーアーティストであるTycho（タイコ）は異次元からものを見る能力を持ち、いち早くイングレスの世界を垣間見て、ローランド・ジャービスの死や「啓示の夜（エピファニー・ナイト）」に起こった出来事を、事件発生の数ヶ月前に予言していた。このコミック「Ingress 1,2 & 3」では、啓示の夜の出来事や、ボグダノヴィッチ博士の逃亡、「855」の非情な追跡、ローランド・ジャービス殺害、ハンク・ジョンソンのコンゴへの旅等がタイコによって生き生きと詳細に描かれている。

評価とレビュー

ゲームとしてのイングレス自体、謎めかされた断片的なストーリーが埋め込まれているのだが、それは本書を見なくても全体像が読み取れるものだし、むしろ予備知識を持たずにゲームを楽しみながら断片化された情報からいろいろ想像する方がワクワクできる。その意味で、コアなイングレスファンが読むならともかく、これからゲームを楽しもうとか言うレベル５未満のエージェントが読むのはオススメできない。

Ingressの発端、背景を知るには良いが調べれば出てくる内容で期待した+αの話はなく物足りなさを感じる。ページ数も多くなく、余ったギフトカードの端数で買うつもりや顔を覚えたいなと思う程度の内容。

マンガとしての完成度は低い。YouTubeで見られる映像に少しストーリーがついた感じですが、Ingressの世界観を知るための資料としての価値は少しある。