基礎有機化学

小林啓二

Oct 2017 · 裳華房

About this ebook

官能基別の各論的な説明ではない「本来の基礎とは何か」を提言する新しいスタンダード。
有機化学の面白さは、分子の立体構造や結合の組換えにある！

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「有機化学スタンダード」シリーズは、化学専攻学科のみならず、広く理、工、農、薬、医、各学部で有機化学を学ぶ学生、あるいは高専の化学系学生を対象として、有機化学の2単位相当の教科書・参考書として編まれたものである。
本書は、多くの基礎有機化学教科書のような「官能基別」の章立てをとらず、有機化学本来の基礎（語学における文法に当たるもの）とは何か、を提言する新しいタイプの教科書。
各論的な説明ではなく、有機化学の体系の全体を見通した解説に努めた。本書を通して読者は、有機化学の面白さが分子の立体構造や結合の組換えにあることを理解し、有機化学の基本を確実に身につけることができるだろう。

About the author

●著者紹介
小林啓二（こばやし けいじ）
東京大学名誉教授、理学博士。1941年兵庫県生まれ。東京大学理学部卒業。東京大学助手・助教授・教授、城西大学教授などを歴任。専門分野は構造有機化学。主な著書に『有機化学（三訂版）』『演習でクリア フレッシュマン有機化学』（以上 裳華房）、『固体有機化学』（共著、化学同人）、『基礎有機化学』（朝倉書店）などがある。