『紅はこべ』『スカーレット・ピンパーネル』の原作にもなった
永遠の名作、新訳で復活!
フランス革命のさなか、
ギロチンの刃から人々を救った謎の人物〈紅はこべ〉。
その痛快無比な活躍を描く歴史活劇
1789年、フランス革命が勃発。なんの罪もない貴族たちまで、共和国への叛逆者として次々と血に飢えたギロチンに送りこまれていった。そんななか、窮地に陥った貴族たちに海を挟んだ隣の国イギリスから救いの手を差し伸べたのが、謎の集団〈紅はこべ〉。その計画は大胆無比、紅はこべの花をかたどった小さなしるしが入った予告状が届いて数時間のうちに、厳重な警備をあざ笑うかのような鮮やかな手並みで、王党派や貴族たちを安全なイギリスの地に逃がしてしまうのだ。激動の時代の英仏を舞台に繰り広げられる絢爛たる歴史冒険大ロマン小説。
1865年ハンガリー生まれ。由緒ある男爵家に生まれ、
上智大学国文学科卒。英米文学翻訳家。訳書にマクニール「