僕とジャニーズ

· イースト・プレス
5.0
1 review
Ebook
160
Pages

About this ebook

闇は深い。戦後最大のタブーを暴く。
1970年代、スーパースターだった北公次の著書『光GENJIへ』(1988年刊)は、たちまち35万部のベストセラーとなった。ジャニー喜多川の性加害糾弾の原点であるこの本を書いたのは、本橋信宏(『全裸監督』の原作者)だった。いまこそ、これまで明らかにしてこなかった怪物(ルビ:プレデター)、ジャニー喜多川と彼をとりまく人間のドラマを描こう。筆者渾身の書き下ろし。

北公次の自伝『光GENJIへ元フォーリーブス北公次の禁断の半生記』は1988年暮れに世に出ると短期間で35万部に達し、世間の深い関心を証明した。(中略)『光GENJIへ』自体が虚構の書で、北公次、平本淳也の存在を無視する動きもあった。あの書が世に出てから35年。すべての発端となった『光GENJIへ』は、長いあいだ封印され、様々な噂が流れていた。35年がたち、あの書がいかに書かれ、北公次がいかに戦い、傷つき、そして終わりを迎えたのか。本業が物書きの私は、仕事の過程で知り合ったある人物からの勧めで、北公次と交流をもつことになり、彼が半生を綴った自叙伝のゴーストライターを務めることになった。その間、毎日のように会い、話を聞き出し、テープ起こしをして、不明点があれば再度尋ね、また北公次のほうから話し足りないと感じることがあると、また対面してテープを回した。本が世に出てからも付き合いは終わらず、彼がミュージシャンとして復活をくわだてる際も、応援した。最終的にはビデオを回し、私が監督まで務めることになった。長年にわたりタブー扱いされてきたジャニー喜多川性加害問題の舞台裏を明かすことは、『光GENJIへ』の覆面作家だった私に負わされた責務だろう。果たしてそこには何が書いてあったのか、またいったい何が書かれないまま残されたのか。降ろしたはずの幕をもう一度あける思いで、私はそれらを明らかにしていこうと思う。(序章「覆面作家の告白」より)

【目次】
目次
序章 覆面作家の告白
第1章 発火点
第2章 ジャニーズ事務所マル秘情報探偵局
第3章 北公次を探して
第4章 告白
第5章 ある行為
第6章 合宿所、夜ごとの出来事
第7章 急げ! 若者
第8章 懲役10か月・執行猶予3年
第9章 41歳のバク転
終章 35年目の決着
最後に

Ratings and reviews

5.0
1 review

Reading information

Smartphones and tablets
Install the Google Play Books app for Android and iPad/iPhone. It syncs automatically with your account and allows you to read online or offline wherever you are.
Laptops and computers
You can listen to audiobooks purchased on Google Play using your computer's web browser.
eReaders and other devices
To read on e-ink devices like Kobo eReaders, you'll need to download a file and transfer it to your device. Follow the detailed Help Center instructions to transfer the files to supported eReaders.