30代はキャリアの転機

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――人はイメージしたところまではいける

本書は、早稲田大学卒業後、NECに入社、MIT留学を経て、マッキンゼー、アップルと複数の会社を渡り歩き、現在は慶応大学の人気講師としてキャリアやリーダーシップをわかりやすく語り、多くの若者に影響を与え続けている著者の処女作だ。

「力が発揮できない環境なら辞めてしまえ」「よい条件で転職するより、転職先で成功すること」「ビジネススクールに行くことは、“成り上がりエリート”になるために最も手っ取り早い手段だ」と歯切れよいキャリアアドバイスが盛りだくさんで痛快だ。
1000人以上と面接してきた人事担当者としての面接ポイントとして、「面接は顔が命だ」「品性や品格もしぐさや言葉の端々に見える」などと鋭く指摘する。

一方で、著者は自ら「ぐうたら人間であった」という告白も興味深い。
MBA受験時にはGMATの点数が圧倒的に足りなかったが何とかMITに合格した話、落第寸前でMIT総長から退学の警告状が届いたがそこから挽回していった話など、包み隠さない失敗談からはなぜか勇気がもらえる。

「人間は自分が描いた以上の人間にはなれない」「まずは生活レベルを上げて、それから必死に頑張る」など、無謀と思える目標を設定しイメージを強く持ちひたすら頑張る著者の経験は、チャレンジが問われる30代だけでなく、リスクをとらないと言われる20代のゆとり(さとり)世代にとっても、大きなヒントになるだろう!


※本書はダイヤモンド社より刊行された単行本『29歳はキャリアの転機』に、新たに「はじめに」と最低限の注釈を加えたもの。留学や就職事情は変わっていますが現在でも読む価値がある本です(編集部吉田)


【目次】
はじめに~再版にあたって

第1章 ぐうたら人間の僕でもこんなに変わった!

第2章 君は今の会社に一生を捧げるつもりか

第3章 留学することの意味をわかっているか

第4章 留学生活の実態とそこで得たもの

第5章 転職するということ、外資系で働くということ

第6章 人事の立場から見た中途採用の仕組み

第7章 これからのキャリアを考える時に欠かせない視点

第8章 生き方のスタンス、考え方のスタンス

おわりに

About the author

小杉 俊哉(こすぎ・としや)

合同会社THS経営組織研究所代表社員
慶應義塾大学理工学研究科特任教授 立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科客員教授

1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、NECに入社。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク、ユニデン株式会社人事総務部長、アップルコンピュータ株式会社人事総務本部長を歴任後独立。
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て現職。
著書に、『職業としてのプロ経営者』『起業家のように企業で働く』(クロスメディア・パブリッシング)、『リーダーシップ3.0』(祥伝社新書)など。

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