最強のふたり（字幕版）

2012年 • 112分

この映画について

事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。高級住宅地とスラム、ショパンとクール＆ザ・ギャング、超高級スーツとスウェット、洗練された会話と下ネタ、車いすとソウル・ミュージックに乗ってバンプする身体―。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
(c)2011 SPLENDIDO / GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION / TEN FILMS / CHAOCORP

評価とレビュー

普通なら障害者としての扱いがあるんだろうけどフィリップはそんなのは望んでなくて普通の健常者のように扱って欲しい、容赦、情けはいらないってところが気に入りました。 いろいろと考えさせられる作品だと思います

ドリス以外は面接で建前しか言わず、信頼できないのは明白だった。 障害者にとって一番嫌なのは同情で親切に扱われることなのかもしれない。同情されることで自分が普通じゃないことをさらに意識させられるから。

映画が終わったと同時に「最強の二人やな」とつぶやいてしまった。非常に感動的だった。自分の身の回りにも価値観の違いから来る倦怠感のようなものを感じる人も多い人だろう。この二人はまさにその違いを理解しあい、お互いのことを思いあう事ができる最強の二人だった。 友情関係について深く考えることができ感銘を受けた最高の映画の一つだった。