シデを倒し、すべてを終わらせた慎平。そして、「影」である潮は消えてしまうのだった――。新たなる7月22日、目を覚ました慎平、そこはフェリーの中だった。和歌山市・『日都ヶ島』へ二年ぶりの帰郷。海へ行ったまま帰らない猫の鳴き声と潮騒の記憶。故郷の波止場に立ち思いをめぐらせる慎平。慎平は少しの違和感を覚えつつも平和な時間が過ぎる。夏祭りの準備で活気づく島内、慎平と潮はついに再会を果たすのだった――。あまりに短い夏だけで、彼らは何を残していけるのかな……。(C)田中靖規/集英社・サマータイムレンダ製作委員会