まさに決定版ともいえる「風の又三郎」ができあがりました。 二学期の始業式の日、学校にやってくると教室に見知らぬ赤毛の男の子がいました。子どもたちはその子を「風の又三郎」と思い込み、それからおよそ十日間、一緒に山や谷を遊びまわります。 日本の子どもの原風景を描き出すストーリー、自然保護を伝える独自の視線、賢治文学の特徴ともいえるオリジナルの擬音や表現、そして郷愁を誘う方言の会話……リアルな賢治ワールドがここにあります! 昔少年だった大人も、いままさに少年期を生きる子どもも楽しめる、わくわく感いっぱいのお話を生き生きした朗読で。 まさに決定版ともいえる「風の又三郎」ができあがりました。男の子たちの自然な会話は、思わず微笑まずにはいられないでしょう。(C)アイ文庫
Ilukirjandus ja kirjandus