「まちづくり」を目指しているかぎり、商店街の再生はない!
全国で商店街の活気が失われ、「シャッター街」は今や珍しくはない。
だが長年、さまざまな活性化事業が行われてきたにもかかわらず、繁栄している商店街がいまだに全国の1%しかないのはなぜか。
商店街衰退を語る際によく言われるのが、以下の2点だ。
・郊外ショッピングセンターなどの大型店進出の影響
・商店街を構成する商店の自助努力の欠如
これらは衰退の原因ではないとまでは言わないが、
商店街に税金を突っ込んで行っているさまざまな活性化事業がほとんど効果を発揮していないのには、
それらとは違う、隠された理由がある。
それは、「商店街の組合」に商店街という場の活性化を丸投げし、
およそ個別商店の収益に結びつかない「まちづくり」を誘導してきた社会システム、つまり行政のしくみである。
商店街の場が目指すべきは、「地域コミュニティ」ではない。
目指すべきは、真剣に商売をする者が儲けることができる商環境の構築なのだ。
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あなたの街の商店街を再生させる“本当の方法”、お教えします。
中目黒、大久保、中野、南堀江、三条通、玉宮通り、上乃裏通り……元気のある街の共通点とは?
<これが実態>
◎活性化事例のほとんどがウソか誇張
◎仮に商店街が活性化しても商店は儲からない
◎「まちづくり」では商店街は再生できない
“元コンサルタント”が本音で語る 現在の商店街活性化施策の限界と新たな提言